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今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな
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解説
素性法師(そせいほうし/生没年不明)は僧正遍昭の子どもで、俗名を良岑玄利といいます。
官僚として朝廷に仕えていましたが、父の勧めによって出家し、京都の雲林院に住み、寛平八年(896年) 宇多天皇の雲林院行幸のとき、権律師に任ぜられました。
歌人、書家としてもすぐれ、三十六歌仙の一人として数えられています。
この和歌は恋の和歌で、せつない恋心がよく伝わってきます。
読み
いまこむと いひしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな
季節
秋
現代意訳
「今すぐに行きましょう」とあなたがおっしゃったので、(その言葉を信じて) 九月の長い夜を待っていましたが、とうとう有明の月が出る頃を迎えてしまいました。
出典
「古今集」
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