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 小倉百人一首 003

あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む

 柿本人麻呂



解説

 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)持統、文武の両天皇に仕えた優れた宮廷歌人ですが、詳しいことは伝わってません。
 柿本人麻呂の和歌は天皇をたたえる和歌のほか、挽歌(死んだ人を悲しむ和歌)や相聞歌(互いにやり取りをする和歌)などを多く残しています。
 和銅三年頃、 石見の国で亡くなったと伝えられています。


 人麻呂には、密かに思いを寄せる女性がありましたが、その女性は天皇に仕える人だったので、人麻呂はそのことを打ち明けらず、この和歌をつくったと言われていますが、山鳥を題材にして、自らの恋心を見事に表現しています。


読み
 あしびきの やまどりのをの しだりをの ながながしよを ひとりかもねむ

季節
 -

現代意訳

 夜になると、雄と雌が離れて寝るという山鳥だが、その山鳥の長く垂れ下がった尾のように、こんなにも長い長い夜を、私もまた、(あなたと離れて)ひとり寂しく寝るのだろうか。


出典
 「拾遺集」








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