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鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける
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解説
「万葉集」の編者の一人でもある中納言家持(718〜785) は、大伴旅人の子どもで、大伴家持(おおとものやかもち)といいます。
大伴家は元来武人として朝廷に仕える高い家柄で、家持も天平十八年(746年)越中の守に任ぜられました。
恒武天皇の時代、延暦元年(782年)に、氷上川継の叛の関係を疑われ宮位を除かれましたが、すぐに復し、中納言兼東宮大夫持節征夷将軍となり、陸奥で亡くなったと伝えられています。
この和歌は、大伴家持が冬の夜空を眺めていたとき、七夕の夜に、かささぎが天の川に掛け渡すという天上の橋を思い起こして作られた和歌だといわれていますが、まさに冬の夜の静けさが伝わってくるようです。
読み
かささぎの わたせるはしに おくしもの しろきをみれば よぞふけにける
季節
冬
現代意訳
かささぎが渡したという天上の橋のように見える宮中の階段であるが、その上に降りた真っ白い霜を見ると、夜も随分と更けたのだなあ。
出典
「新古今集」
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