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みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ
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解説
中納言兼輔(ちゅうなごんかねすけ/877〜933)は藤原兼輔のことで、屋敷が賀茂川の堤にあったことから、堤中納言ともよばれました。
平安初期の歌人で、藤原冬嗣の孫で、利基の六男。延長八年中納言となり、 和歌にすぐれ、紀貫之などの歌人とも 親しく交際し、三十六歌仙のひとりでもあります。
都で若狭守の姫の噂がしきりとされていた頃、兼輔もその噂を聞いて「是非とも会ってみたい」と思 い、この和歌が詠まれたと言われています。
読み
みかのはら わきてながるる いづみがは いつみきとてか こひしかるらむ
季節
-
現代意訳
みかの原を湧き出て流れる泉川よ、(その「いつ」という言葉ではないが) その人をいつ見たといっては、恋しく思ってしまう。本当は一度たりとも見たこともないのに。
※みかの原 / 京都府を流れる木津川の北岸あたりのこと
出典
「新古今集」
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