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恨もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
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解説
前大僧正行尊(さきのだいそうじょうぎょうそん/1055~1135)は参議 源基平の三男で、治暦三年(1066年)十二才のときに三井寺で出家しています。
諸国を旅して、歌僧としても名を知られ、白河、鳥羽、崇徳の三天皇からも信頼を得ていました。
この和歌は、大峰山(和歌山県)で修行していた時に詠まれたものだと伝えられていますが、行尊の気持ちがよく伝わってくる和歌です。
読み
もろともに あはれとおもへ やまざくら はなよりほかに しるひともなし
季節
春
現代意訳
私がおまえを愛しむように、おまえも私を愛しいと 思ってくれよ、山桜。 (こんな山奥では) おまえの他には私を知る人は誰もいないのだから。
出典
「金葉集」
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