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めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲隠れにし 夜半の月かな
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解説
「源氏物語」の著者 紫式部(970?~1016?)は藤原為時の娘で、式部の呼び名は為時の官名式部丞からきています。
初めは藤式部と称したのですが、のちに「源氏物語」の主人公、紫の上にちなんで紫式部と呼ばれたと言われています。
藤原宣孝に嫁いで賢子(のちの大貳三位)を生みましたが、夫と死別の後、一条天皇の后の彰子さまに仕えました。
中宮が土御門弟(つちみかどてい)に戻ってから皇子が誕生するまでの様子が書かれていてる「紫式部日記」は、現在では重要な資料となっています。
この和歌も、恋人を夜半の月にたとえて、その恋する気持ちがうまく詠まれています。
読み
めぐりあひて みしやそれとも わかぬまに くもがくれにし よはのつきかな
季節
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現代意訳
久しぶりにめぐり会ったのに、それがあなたかどうかも分からない間に帰ってしまうなど、まるで (早くも) 雲に 隠れてしまった夜中の月のようではありませんか。
出典
「新古今集」
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