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八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり
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解説
恵慶法師(626〜671)は平安中期の人で、三十六歌仙の一人です。
播磨国(兵庫県)の国分寺の住職だったと伝えられていて、平兼盛、源重之、安法法師らの歌人と親しくしていたようです。
この和歌は、恵慶法師が河原左大臣 源融の別荘を訪れたとき、その屋敷の寂れた様子を見て詠んだ和歌だといわれています。
読み
やへむぐら しげれるやどの さびしきに ひとこそみえね あきはきにけり
季節
秋
現代意訳
このような、幾重にも雑草の生い茂った宿は荒れて寂しく、人は誰も訪ねてはこないが、ここにも秋だけは訪れるようだ。
出典
「拾遺集」
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