|
音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ
|
解説
祐子内親王家紀伊(ゆうしないしんのうけのきい/生没年不明)は従五位民部大輔 経方の娘で、後朱雀天皇の皇女 祐子内親王に仕えました。
兄である重経が紀伊守であったので紀伊と呼ばれました。
この和歌は恋の和歌ですが、女性らしい恋心がうまく詠まれています。
読み
おとにきく たかしのはまの あだなみは かけじやそでの ぬれもこそすれ
季節
-
現代意訳
評判の高い高師の浜の寄せてはかえす波で、 袖を濡らさないようにしましょう。
(移り気だと、噂の高いあなたに思いをかけて、わたしの袖を濡らさないように)
※高師の浜 / 現在の大阪府堺市の海岸。昔は遠浅の海岸でした
出典
「金葉集」
|
|
|
|