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嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな
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解説
西行法師(1118~1190)は鳥羽院に仕えていた武士で、俗名を佐藤議清といいます。
保延六年(1140年)二十三才で出家し、東北や四国など全国を旅して和歌を詠んでいます。
まだ西行が武士として上皇の御所を守っていた頃、中宮のことを好きになりましたが、この和歌は、出家した後も中宮の夢を見たことからつくったと言われています。
読み
なげけとて つきやはものを おもはする かこちがほなる わがなみだかな
季節
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現代意訳
嘆き悲しめと月はわたしに物思いをさせるのだろうか。 いや、そうではあるまい。本当は恋の悩みの所為なのに、まるで月の仕業であるかのように流れるわたしの涙ではないか。
出典
「千載集」
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