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ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは
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解説
在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん/825〜880)は「在五中将」などともよばれ、平安時代を代表する歌人で、六歌仙、三十六歌仙のひとりです。
平城天皇の皇子、阿保親王の第五子で、『伊勢物語』の主人公のモデルだと言われています。
藤原氏の権力のため生涯不遇でしたが、「古今」、「後撰」、「拾遺」、「新古今」など、多くの勅撰集に和歌が残されています。
ある時、業平は清和天皇の女御の高子様に招かれてお屋敷を訪ねましたが、(高子様は天皇にお仕えする前に業平と愛し合っていたので) 「屏風にわたしたちの恋を和歌を書いてください」と願われて、この和歌をつくったと伝えられています。
鮮やかな心内が目に見えるような見事な和歌です。
読み
ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐに みづくくるとは
季節
秋
現代意訳
(川面に紅葉が流れていますが)神代の時代にさえこんなことは聞いたことがありません。竜田川一面に紅葉が散りしいて、流れる水を鮮やかな紅の色に染めあげるなどということは。
※からくれなゐ / 唐(中国)から伝えられた鮮やかな赤色
出典
「古今集」
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