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月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど
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解説
大江千里(おおえのちさと/生没年不明)は平安時代初期、宇多天皇の頃の漢学者で、大江音人の子どもです。
在原業平、行平は叔父にあたるといわれています。
元慶三年・兵部大丞になっていますが、師の菅原是善と共に「貞観格式」を共撰したりしています。
この和歌は自然を詠んだものですが、秋の夜のもの寂しさがとてもよく伝わってきます。
読み
つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあらねど
季節
秋
現代意訳
秋の月を眺めてていると、様々と思い起こされ物悲しいことです。秋はわたしひとりだけにやって来たのではないのですが。
※ちぢに・・・いろいろ、様々にという意味
出典
「古今集」
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