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かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを
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解説
藤原実方朝臣(?~998)は通称「実方の中将」と呼ばれた人物で、左近中将にまで任ぜられていましたが、御所で藤原行成といさかいを起こし、その冠を地に投げ捨てた罪で一条天皇の勘気にふれ、陸奥守に任ぜられ、その地で亡くなったと伝えられています。
藤原実方朝臣は清少納言の恋人でしたが、彼女に負けないほどの和歌を詠みたいと思い、 この和歌をつくったと言われています。
読み
かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひを
季節
-
現代意訳
これほどまで、あなたを思っているということさえ打ち明けることができずにいるのですから、ましてや伊吹山のさしも草が燃えるように、私の思いもこんなに激しく燃えているとは、あなたは知らないことでしょう。
出典
「後拾遺集」
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